いちきゅうろくななほう

標高 1967m
北戸蔦別岳山頂→40分→1856峰→1:40→1967m峰山頂→1:30→1856峰→50分→北戸蔦別岳山頂

快晴であった。日高の展望が広がる中、縦走路を行くのは最高である。1967m峰山頂には標識もなにもなかったが、振り返ると幌尻の眺めがすばらしかった。
左が1967m峰山頂

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2006年727

夜が明けると快晴であった。北戸蔦別岳山頂からは一望する日高の山々は本当にすばらしくて、南にはどっしりとした三角の峰が聳える戸蔦別岳岳、その隣奥に聳えているのが幌尻岳なのだ。北カールを抱えて尾根をめぐらす幌尻岳、この姿を見たかったのだ。目を北に転じると長く長く稜線が続いている。これが今日私がたどる1967峰への縦走路である。
テントはそのままにして、最低限のものだけザックに入れて出発。
北戸蔦別岳を出発したのは5時である。空は真っ青、すばらしい展望の中、稜線の道を行く。日が昇るにつれて山の濃い陰影がしだいに変化してゆく。山の展望は朝の空気の澄んだこの時が一番美しい。山襞に描かれる濃い影が、山をさらに立体的にひきたてるのだ。写真を何枚も撮ってしまった。
北戸蔦別岳は長い頂稜部をもっていて、ほとんど平坦な稜線歩きが続く。振り返ると山頂にたつ指導標が小さく見える。
一旦、大きく下って登り返す。登り着いた広い頂稜にはテント場が見られた。ここが地図にある1856mピークのようだ。歩き始めて50分が経過していた。途中、写真ばかり撮っているものだから時間がかかっている。でも、ここから振り返る北戸蔦別岳、戸蔦別岳、その間に聳える幌尻岳の眺めはすばらしいのだ。
この1856mピークから目指す1967峰まではまだ遠い。
次のピークが見えるのだが、その山頂部は岩場になっているのが見える。これも越えて行かなければいけないのだ。緩やかに下って登り返す。傾斜が緩やかになると這い松の中に巨岩がいくつも重なる稜線が続き、道は緩やかに右にカーブしてゆく。行く手には鋭く聳えるピークが見える。その風格のある山が1967峰なのだ。こんなすばらしい山に名前がないというのが不思議でならない。本州の山だったら無名のままでいるなんてありえないのだが、さすが日高の山である。
この岩稜を抜けて緩やかに下る。這い松の中の道で、有名な日高の這い松こぎを経験させられた。
行く手にはいよいよ1967峰が迫ってくる。遠くからみていたのでは気がつかなかったのだが、この山の前衛には鋭い岩峰が立ちはだかっているのだ。ワクワクしてしまう。1967峰は本当にすばらしい山だと思う。
切り立つ絶壁を左に見ながら、急な岩場を登る。この岩場を越えると意外と広い稜線になって、這い松の原に道が続いている。すぐ先には二つのピークが見えるのだが、1967峰の頂上は奥のピークであった。
山頂到着は75分である。
ものすごい苦労をさせられると思って覚悟を決めてやってきたのだが、意外と簡単に頂上に立ててしまったのがなにかしら不思議な気がする。
山頂に標識はなくて、三角点もない。そういう意味ではまったく無名の山なのだ。
山頂から先の稜線は大きく落ち込んで、それから急登して長い頂稜部が続く。それがピパイロ岳なのだ。去年、多くの雪が残る中を登った山である。ピパイロ岳の先には伏美岳が聳えている。
1967峰からは北にも長い尾根が続いているのだが、その奥に二つの頂きが並んでいる。これがチロロ岳であった。この山にも今回登るつもりでいる。
歩いて来た道を振り返ると長い稜線が続いて、一番奥に幌尻岳。これから引き返してあの峰まで行くのだ。ファイトがわいてくる。私は今、すばらしい登山をしているのだ。楽しくてたまらないではないか。
北戸蔦別岳に向かって引き返す。1967峰前衛の岩場の下りには緊張させられた。
帰りは気分的にもゆとりがあるので、景色を楽しみながら歩いて行くことができる。
来るときには気にもしなかったお花畑が、ひどくきれいだ。
テントに戻ったのは920分である。


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今日は快晴だ


1856m鞍部から北戸蔦別岳を振り返る。左は戸蔦別岳


1856mピーク直下の登り


1856mピーク


1967mへの稜線の道


巨岩の散らばる道を行く


1967m峰直下の岩場


縦走路を振り返る


1967m峰山頂。チロロ岳が見えた





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