大雪山〜十勝連峰大縦走
桂月岳 1938m
北鎮岳 2244m
中岳 2113m
間宮岳 2185m
黒岳山頂→黒岳石室→桂月岳→お鉢平展望台→北鎮岳山頂→中岳→間宮岳→旭岳キャンプ場

大雪山の中核部、黒岳からお鉢平の火口外縁を縦走した。この外縁山に桂月岳・北鎮岳・中岳・間宮岳が連なっているのだ。
すばらしい展望の縦走路で、大雪山のほとんどすべての山を眺めることができる。そして、足下には広大なお花畑が広がっている。
北鎮岳への登山道から黒岳を振り返る.

 桂月岳からお鉢平展望台へ
山頂からの下降路


桂月岳への登り


桂月岳山頂


北鎮岳へ向かう


お鉢平展望台

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2007年76

黒岳まではきつい登りだったのだが、この先は緩やかな下りがあるだけである。
白い杭にロープが張られた広い道を緩やかに下って黒岳石室を目指す。道の両側は広大なお花畑である。歩いて行くにつれて雲がとれてきて、大雪の山々がすっかりと姿を現し、左手には特徴的な三角峰の烏帽子岳も見える。雨は止んだ。

キバナシャクヤクナゲやエゾコザクラが咲き誇る中を通って、黒岳石室に着いたのは1220分である。小屋の前のベンチで少し休憩。ここで雨具は脱いだ。
さて、私はここから桂月岳を往復するつもりである。桂月岳には登ったことがないのだ。
小屋から桂月岳までは登り15分なので、ザックを置いて往復することにする。
岩がゴロゴロする歩きにくい道が続くのだが、途中の砂礫にはコマクサが咲いていた。私は高山植物の名前をほとんど知らないのだが、私が知っている数少ないうちの一つが高山植物の女王と呼ばれるコマクサである。
山頂には巨岩があって、そこからは間近に聳える黒岳の眺めがすばらしかった。また凌雲岳とその向こうに岩峰を連ねる川上岳の眺めもすごい。足元には白い花が咲き誇っていて、そんなに高い山ではないのだが、しみじみ、いい山だと思ってしまう。

小屋の前に戻ったのは1250分であった。
ここからは北鎮岳を経由して旭岳を目指す。旭岳は昨年登ったばかりなのでパスしようかとも思ったのだが、せっかく大雪山〜十勝連峰の完全縦走をしようというのに最高峰を踏まないというのは画竜点睛を欠くというものである。北鎮岳には柵に囲まれた広い平坦な道が続く。柵の向こうにはキバナシャクナゲや赤いエゾツガサクラの大群落が広がっている。大雪山のお花畑は本州のものとは比較できないほどの規模の大きさで、つい、写真撮影に何度も立ち止まってしまうのだ。
雪渓を緩やかに登って高台に着くと、そこがお鉢平展望台だった。お鉢平は昔の火口で、この周りを北鎮岳、間宮岳、北海岳などが取り囲んでいるのだ。お鉢平は火山らしく白い平坦地が広がっている。火口壁には雪がたくさん残っていて白の斑模様をつくり、すばらしい眺めである。



 お鉢平の火口縁を行く
北鎮岳山頂


お鉢平の外輪を行く


中岳山頂


裾合平への分岐

間宮岳への登り


間宮岳山頂


旭岳への分岐


テント場への道。正面は旭岳


黄色が私のテント


お鉢平展望台からは火口縁を歩いて行く。左手は崖である。
行く手に大きな雪渓が見えてきた。かなり急な雪渓で、この斜面を登山者が下ってくるのが見える。苦労しながら下っているようで、私も不安になってきた。
雪渓の前まできたところで下ってきた登山グループとすれ違った。登りはなんとか行けたが下りはとても急なので、遠回りをして雪渓の縁を通ってきたのだそうだ。私は軽アイゼンをもってきているので、これをつけて登ることにした。これはラクだった。
雪渓を上りきって、北鎮岳の分岐に着いたのは1423分である。
ザックをおいて北鎮岳を往復する。山頂には雲がかかり始めていて、風が強くなった。
登山道は火山礫のガラガラの登りである。傾斜はきつく、足元の不安定な道をジグザグに登って、山頂に着いたのは1437分であった。
この北鎮岳は旭岳に次ぐ北海道第二の高峰なのだ。登り始めた時は雲がかかっていたが、今は晴れていてお鉢平が一望できた。山頂にはベンチが置かれていた。

風が強くて寒いのですぐに下山した。
分岐に戻って、次に目指すのは中岳である。行く手の右には旭岳が聳えているのが見える。旭岳山頂にかかっていた雲もとれてきて、天気は確実に晴れてきている。うれしい。
お鉢平の縁を緩やかに下って行くと、これから歩く道が緩やかな起伏をもって続いているのが一望できる。いかにも北海道の山らしい雄大な眺めが続き、楽しくなってしまう登山である。
緩やかに登って中岳山頂に着く。山頂といっても登山道の途中のちょっとした盛り上がり程度である。でも、ここから眺めるお鉢平の眺めはすばらしい。白い火口原とその向こうには緩やかに盛り上がる北海岳が見える。火口壁にはたくさんの雪渓が残り、白い文様がとてもきれいなのだ。
中岳から緩やかに下って中岳分岐に着く。ここから右に下ると裾合平に行くことができる。昔この道を下ったことがあるが、途中の道端に温泉が湧き出ているのを思い出した。

この分岐の先に大きく間宮岳が聳えている。もう1535分になっていて、少し焦っている。間宮岳までは30分の登りなのだが、とても遠く感じてしまう。1週間分の食料をつめたザックがすさまじく重い。
火口縁を行く登山道は視界が開けていて、大雪の山々のすばらしい展望に助けられて急な斜面を登って行く。傾斜が緩やかになって広い台地の上に着く。砂礫の平原の中に登山道は真っ直ぐに続いていて、その先にポツンと指導標がたっている。それが間宮岳山頂であった。
この頃には青空が広がって、お鉢平を取り巻く山々にも日が射して、雪渓が白く輝いている。地図で確認すると北西に聳える険しい山は愛別岳・比布岳・鋸岳なのだ。東南の岩だらけの山は白雲岳、すばらしい眺めだ。疲れが癒される。

間宮岳から少し行くと旭岳に向かう分岐があった。旭岳を目指して下る。
行く手には岩峰の屏風が聳えている。そこにはびっしりと雪渓がついていた。これを越えるのかと思ったら、その左側の肩を越えるだけであった。これが熊ヶ岳でその前の火口原は池になっているのだ。ここにキャンプ場があることを期待したがダメだった。この岩峰の肩を越えて肩から急な道を下る。遥か下の道を歩いている人がいて、その道の右にテント場が見える。テントを張ろうとしている人の姿も見えた。よかった。他にもキャンプする人がいるのだ。
テント場の後に大きく聳えているのが旭岳で、その斜面は完全に雪に覆われていた。旭岳へはこの雪渓の急斜面を登るしかないようだが、これでは旭岳登山はあきらめるしかないのではないかと思った。
とはいえ、ともかくテントを設営する。テントの中に納まったのは16時半であった。
テントのすぐそばの雪渓の端からは水が勢いよく流れだしているのだが、これは煮沸する必要がありそうだ。
隣にテントを張った人は、旭岳に登ってきますといって出ていった。私は明日の朝登るつもりなのだが、雪渓のルートを確認するために、彼らが登って行くのをずうっと観ていて、なんとかなるのではないかと思った。
夕食にはご飯を炊いて、ボンカレーで食べた。あまりうまくなかった。
夕食を終えて一息ついて19時半、まだ外は明るかった。


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