BACK 手稲山
2004年9月10日
平和の滝から直接、この山の登山口を目指す。
カーナビに頼りきっているので、どこどをどう走っているのかよくわからないのだが、ともかく八剣山の麓までやってきた。
ところが登山口がわからない。
八剣山トンネルの入り口付近にあるはずなのだが、いくら探しても見つからない。悩んでいたら、トンネルの入り口から左に入ってゆく道を見つけた。
この道を走って行くと、トンネルの上を通ることになるのだが、そこに登山口があった。
最初からきつい登りが始まる。
深い樹林の中の道で、なんか雰囲気が暗い。昨日から雨が降ったりして、道が湿っていることにもよるのだが。
急登が続く。
ようやく稜線に着いて、左に行く。
痩せた尾根の道である。樹林の中の道だが、両側は鋭く切り立っている。
この樹林を抜けると、岩の痩せ尾根が待っていた。
見ると左は垂直に切り立った絶壁であった。
そして、登山道は戸隠山の「蟻の戸渡り」のようなすごい道になった。
絶壁の上の細い岩の道をつたって、山頂を目指す。
ビビッテしまう道である。
標高が500mにも満たない山なのに、こんな絶壁コースを持っているのは驚きである。
私なら、北海道100名山から藻岩山を除いてこの山を入れてしまうことを躊躇しないのだが。
山頂には八剣山と書かれた小さな指導標があった。
登山道の突き当たりのさらに向こうは断崖になっているのだが、そちらの景色はすごい。3つの岩塔が一列に並んでいるのだ。ともかく山頂はすさまじい高度感で足が震えるくらいすごい。
登りの時は痩せた岩尾根をつたって登ったが、帰りは安全な巻き道を行くことにした。
それでもけっこうきつい下りで、張られたロープを手繰って下らなければいけなかった。途中、大きな岩壁の下を通る。行きは、この岩壁の上を通ったのだ。
登山口に帰ってきたのは3時半であった。
この山は本当にすばらしい。大満足の登山であった。
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登山口
岩場が始まる
稜線に出る
稜線の痩せた道を行く
八剣山山頂 |